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282号 社会的距離をとりながら繋がる

あけましておめでとうございます。コロナ感染で明け暮れた去年、今年は少しでも良い方向へ行くことを祈っています。 

さて、年末年始は非常に冷え込みました。そんなある日の朝、救急隊から電話がありました。患者さんがごみ捨ての時に外で転倒していたというのです。家人の連絡先を知りたいとのことでした。個人情報が尊重される今ですがそれでも、日頃から万一に備えて、本人以外の連絡先を把握しておくことの重要性を感じました。

当院にかかられている方は、高齢者が多くおられます。日頃から連絡方法を確認し、患者さんがどんな時も安心感を持ってもらえるよう、繋がる努力をしていきたいと思っています。 

今年も皆さんの健康を支えていきたいと思います。

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