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第305回 令和4年11月1日     コロナ禍の中でのフレイルに気をつけましょう

 めっきり秋も深まってきましたね。先月3年ぶりに、クリニックの健康教室を開催しました。感染対策を十分に行いつつ人数制限のもと皆さんに楽しんでいただきました。参加者の方々から「これを機に外へ出てみようかと思う」と何よりの感想をいただきました。

「この3年間、コロナに感染するのが不安で、必要最小限の外出しかしていなかった。」「友達とも会って会話を楽しめず、一緒に外出もしていない」と言う声が多く聞かれました。動かないため、身体はフレイル(虚弱)になり転倒や骨折する方が増えてきたように感じます。また、会話をする機会が減ることで、身体だけでなく心もフレイル(虚弱)になり、うつ気味になったり、物忘れも進んできているのではと感じる患者さんが増えました。

今回のコンサートのように、感染対策をしっかり行って外へ出てみましょう。歩くときなど人が密集しているところ以外ではマスクを外しても大丈夫です。一番感染の機会が多いのは食事の際のおしゃべりです。それでも、換気がしっかり行われているところでルールを守れれば心配しすぎなくてよいと思います。人と会うのが気になる方は積極的に定期的に電話で話すことを習慣にして、外とのつながりを保っていくことが心のフレイルの予防に効果があります。

 ~お知らせ~ インフルエンザ予防接種を行っています。いつもより少しお待たせする時間が長くなくなりますが、ご了承ください。 

 
 
 

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